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毎日新聞様に掲載して頂きました。
2021/12/03 NMT Japan

毎日新聞様に掲載して頂きました。


下記、記事を転用させて頂きます。

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ポリオ撲滅へ ヒット1本でワクチン1本 北名古屋の少年野球
五回裏2死一、三塁、沓名悠選手(左)が左越え二塁打を放ち、北名古屋ホークスがコールド勝ち。ホークスはこの試合で、ワクチン6本分となるヒット6本を記録した=愛知県豊明市沓掛町の勅使グラウンドで2021年11月14日午後2時58分、荒川基従撮影
 
五回裏2死一、三塁、沓名悠選手(左)が左越え二塁打を放ち、北名古屋ホークスがコールド勝ち。ホークスはこの試合で、ワクチン6本分となるヒット6本を記録した=愛知県豊明市沓掛町の勅使グラウンドで2021年11月14日午後2時58分、荒川基従撮影

 ヒットを1本打つたび、世界の子どもたちにポリオワクチン1回分の資金約20円をユニセフに寄付する活動に、愛知県北名古屋市を拠点とする少年野球チーム「北名古屋ホークス」が取り組んでいる。今年度のヒット数は14日までの57試合で計299本。チーム代表の早川憲二さん(51)は「好きな野球で社会貢献ができるので、子どもたちはがんばってくれている」と話す。【荒川基従】

 北名古屋ホークスは14日午後、豊明市の勅使グラウンドで第40回桶狭間少年野球大会の2回戦に臨んだ。一回表に1点先制されたが、二回裏に2点を奪い逆転。五回には先頭打者が左前安打で出塁すると敵失などで得点を重ね、2死一、三塁の好機に沓名悠選手(小6)が左越え二塁打を放ち、コールド勝ちを決めた。ホークスはこの試合、ワクチン6本分となるヒット6本を記録した。

 この活動は、SDGs(持続可能な開発目標)に子どもたちも取り組めるようにしたいと、SDGsのコンサルティング会社「ネクストエージ」(大阪市)が企画。ホークスのほか、大阪と東京、横浜の各1チームが参加しており、SDGsの17目標の一つ「すべての人に健康と福祉を」に貢献している。寄付金は、活動に協賛する産業廃棄物運搬・処理会社「ジェイ・ポート」(大阪市)と、美容関連会社「NMT Japan」(横浜市)が拠出する。

 早川さんは2021年春、ネクストエージの担当者から突然掛かってきた電話で、この活動を知った。「子どもたちのモチベーションが上がるのでは」と参加を決め、チームの子どもたち約30人に知らせると、「オー!」と歓声が上がり、江口颯太主将(小6)は「そんなことでワクチンをもらえるんだ」とびっくりしたという。14日の試合で活躍した沓名選手は「初めて知った時は素直に驚いた。いい活動だと思う」と話していた。

 

ポリオ

急性灰白髄炎。主に5歳未満がかかる。200人に1人にまひが残り、まひを起こした患者の5~10%が死亡する。治療法はなく、ワクチン接種が最大の防御策。1988年に35万人と推計された患者数は、2018年には報告数が33人に減った。ただ、世界保健機関(WHO)は「1人でも感染者がいれば、全ての子どもにポリオ感染の危険が生まれる。ポリオを撲滅できなければ、10年以内に毎年20万人の新規患者が発生する可能性が生まれる」と警告している。